主要事業に化学反応を起こすオウンドメディアの威力

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今現在進めている事業にオウンドメディアを加えることで、収益やファン層がぐんとアップするという化学反応が起きています。実際、会社運営と同時に専門ライターを迎えたコラムサイトを運営している会社はとても多いですし、それらに挑戦しようとしている会社も多いです。

オウンドメディアと主要事業は全く違うのに利益は上がっている、その現象は一体どのようなことを理由にして起きているのでしょうか。

企業サイトとオウンドメディアは大きく違う

企業サイトを持っている会社はたくさんあります。会社概要や、社長の理念など、会社名で検索した場合に会社のことがよくわかるように作ってある会社がほとんどですね。
でも、それとオウンドメディアは大きく違ってきます。企業のサイトというのはあくまでも会社情報のみを公開しているホームページです。それ以外の情報はないに等しいのではないでしょうか。

オウンドメディアというのは、自身が持つメディアという意味です。オウンドメディアを採用している会社は、企業サイトとは別に会社活動のブログやコラム記事などを載せ、「何をしている会社なのかよくわかる」「このコラム、とってもわかりやすい」と言ったような、閲覧者が企業を更に身近に感じることができるコンテンツなのです。

会社のことがよくわからない一般の人にもわかりやすいメディア

どの会社でも、更に支持を獲得したい、もっと知ってもらいたいという願望はあるかと思います。それを叶えるのがオウンドメディアです。例えば身近にある棚などの家具、着ている洋服までそれを販売していたブランドは知っていても、その会社がどんな会社でどんな活動をしているのか知らないという人が圧倒的に多いでしょう。

ですがそこでオウンドメディアを広めることで、「あのサイトを運営している会社だよね!」というように認知度が上がります。例えば、資生堂が運営する美容情報サイト「Beauty & Co.」は主要事業と同じ美容情報を発信したり、ダイエットやファッションなど同じ美容関連でも異種のものを取り扱うことで集客率をアップし、会社の利益へと繋げています。

様々な企業が取り入れるオウンドメディアのカタチ

オウンドメディアは自主メディアですが、コラムに限ったスタイルではありません。色々なカタチでのオウンドメディアが存在しています。例えば企業によるLINE公式アカウントやFacebookページなどのSNSが挙げられます。簡単に自分のアカウントと繋げることができますし、情報を公開するとユーザーから何かしらの反応があることも魅力ですね。

また、洋服ブランドから飲食店まで幅広い企業が取り入れているメールマガジンもオウンドメディアの一部となります。タイムリーにユーザーへと情報発信をし、実際に利益に繋げている企業は多いのではないでしょうか。

SNSから入ってきたり、検索から入ってきたりと色々なところから集客口があるのと、それを見る人のターゲット層があったとしても実際に店舗に入るよりインターネットの方が簡単に見ることができるし、匿名で気軽に企業とコミュニケーションが取れるという方法は、企業だけではなく顧客からも気軽であることが多いのです。

例えば、気になるものがあったとして、それをなかなか購入に踏み出せなかったのにオウンドメディアを見たことにより購買意欲が高まり購入に至ったということもあります。オウンドメディアの顧客獲得に成功したということは、自社の利益へと大きく結びついたということになるのです。

バナーによる広告ではなく、メディア自体が広告となる

広告費用がかさんでいることが悩みの企業があります。インターネットのページにいきなり広告が出てきたとしても、それを邪魔だと感じてしまいページにアクセスもしないというインターネット利用者は多いですし、広告をブロックするというインターネットアプリケーションも出ているので、広告による利益を出している企業は少なくなってきているのではないかと思われます。

ですが、オウンドメディアの場合はメディアそのものが大きな広告塔となります。メディアを知ってもらうことで、それが信頼に繋がることは多いですし、何よりもインターネットでは、コンテンツ次第で良くも悪くも市場が傾くのです。悪いことを書いてそれが広まれば次の日の朝には全国の人が知っているということはよくあります。

テレビからではなく、インターネットにずっとかじりついている人が多くなっているからこそ起こる現象なのでしょう。裏を返せば、いいことがヒットすれば、1日で全国に知れ渡るほどの威力を持ちますし、口コミでどんどん閲覧者が増加することも見込まれます。ホームページ自体を広告塔にすることの効果は、とても大きなものになるのです。

オウンドメディアの可能性

オウンドメディアを経営の一部に取り入れることで、利益の計算式が+ではなく×にまで膨らむことが多いです。増えた分をオウンドメディアの更なる充実に向けて動かしている企業も多いことから、その効果は絶大なものであると予測できます。

例えば、中小企業でオウンドメディア運営に成功している「LIG」という会社があります。この会社はWebクリエイター向けのオウンドメディアを展開していますが、自社の本音をオウンドメディアに書いたことで大きく閲覧数を伸ばし、本音を暴露したことにより親近感を感じた多くのファンを獲得しています。このページを見てこの会社を知ったというインターネットユーザーはたくさんいます。それほど衝撃的で、魅力的だったのです。

オウンドメディアが起こす化学反応

企業が抱える悩みは、広告が必ずしも利益に結びつかないことや、顧客がいたとしても、それがリピートに繋がらないなどという顧客関連のものがあります。オウンドメディアが起こす化学反応とは、顧客関連に起こる化学反応なのです。

オウンドメディアは、LINEタイムラインやFacebookの「いいね!」などで直接の反応を受け取ることができたり、コラムなどでは直接顧客からの悩みを聞くことによってより密接な関係を築くことができます。それは、顧客との信頼関係をインターネットで高めることができるのです。また、コラム連載やタイムリーな宣伝などにより、「次は何が来るのかな?」という顧客からもう一度興味を持ってもらうことができます。これはすなわち、一度足を運んだところにもう一度来てもらう、リピーターにできるような方法なのです。

また、検索ワードを記事内に盛り込むことで、ちょっとした検索でもホームページを見てもらうことが可能になります。コンテンツが多くなれば多くなるほど、検索してオウンドメディアを見てもらうという方法は有効になってきます。気になるワードを検索してみて、トップにくるものがオウンドメディアのコラムだったということは何度もあるのではないでしょうか。

オウンドメディアを身近に感じてもらうことで顧客の増加・拡大を図り、企業の主要事業への利益に繋げていくということなのです。

まとめ

オウンドメディアの発信方法には様々なものがあります。会社それぞれに見合ったオウンドメディアがありますので、それを模索してみるのもいいかもしれません。顧客やユーザー関連の利益に大きく影響するオウンドメディアはこれからもどんどん増えていきます。成功のポイントは、主要事業に囚われないメディアというところにあるのかもしれません。

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