オウンドメディア制作に向いているCMS

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マーケティング活動の一環としてオウンドメディアを立ち上げようと考えている企業において、一番気になる記事を作成して更新していくことではないでしょうか。更新作業を自社でスムーズに行うためにはCMSの導入がどうしても必要となりますが、どのようなCMSを選択すればいいかわからないと迷うこともあるでしょう。

ここではオウンドメディア制作に向いているCMSについてご紹介します。

オウンドメディア制作にワードプレスをオススメする4つの理由

オウンドメディア制作に向いているCMSとしては、ワードプレスをおすすめします。ワードプレスは世界中で利用されているCMSの6割を超えるシェアを占めていると言われています。つまり、それだけ人気があり優れた機能があるということです。

では、なぜワードプレスはオウンドメディア制作に最適なのかということですが、その理由を以下でご説明していきます。

1.カスタマイズ性の高さ

もともとワードプレスには有料・無料のテンプレートが数多くありますが、さらにカスタマイズすることがそれほど難しくないという特徴があります。もともとワードプレスは、オープンソースといってソースコードが無料で公開されています。そのため、だれでも自由にソースコードを改変・改良したり、再配布まですることができるのです。そインターネット上には、無料のテンプレートやプラグインが数多く公開され配布されています。

また、カスタマイズの方法や、それらのテンプレートやプラグインの使用方法について解説した記事がインターネット上で簡単に探し出すことができるのです。これらの解説記事はしっかりとしたものが多く、記事を読みながら自分だけで作業が簡単にできます。つまり、わざわざシステムをゼロから組むことなくカスタマイズだけして、自社のオウンドメディアを構築することが可能なのです。

もしワードプレス以外のものを利用するとなると、システムをゼロから組んでいかなくてはならず、時間も費用もかかってしまいます。ところが、ワードプレスをオウンドメディアに採用すれば、カスタマイズするだけで運営をスタートできるというわけです。

2.サーバーへの設定が簡単

自社でオウンドメディアを制作する場合にはサーバーを利用することになりますが、通常のサイトなどの場合はサーバーへの設置だけでも一苦労することはよくあることです。

まずはドメインの設定から行うのですが、既存のドメインをそのまま流用するか、新規のドメインを取得するかを決めます。もし新規のドメインを取得する場合には、通常のサイトなどでは設定するための作業が複雑で、手間がかかってしまいます。これだけでも大変な労力と時間がかかるということもあります。

ところが、ワードプレスの場合はいろいろなサーバー会社との連携がされていて、ワードプレスのアカウントとサーバーをつなぐ設定が簡単にできるようになっています。これはワードプレスの利用者が爆発的に増加したので、サーバー会社も対応せざるを得なくなったためです。

なお、ワードプレスは公式サイトで最初にアカウントを作成してIDやパスワード等の設定をする必要があります。これにはそれほど難しくなく、無料のブログサービスのアカウントをとるのとほぼ同じです。

実際に管理画面で作業をしてみればわかるかと思いますが、操作も簡単で無料ブログと同じ感覚で使用できます。テンプレートのデザイン変更や記事の更新作業も簡単に行えます。
オウンドメディアを作成して、運営していく作業が大幅に効率化することが可能です。

3.オウンドメディアを運用しやすい機能

ワードプレスにはカスタマイズ性が高いというメリットだけではなく、オウンドメディアを運用する上でも大きなメリットがあります。オウンドメディアでは記事を作成していかなくてはなりませんが、自社内部で記事を作成しない場合は外注して外部のライターに記事作成をしてもらいます。その際、記事の作成だけでなく、ワードプレスへの記事のアップロードまでお願いすることもあります。

ところが、社外の人間が管理画面に入ると、デザインや各種設定などに手を加えられてしまうというリスクがあります。せっかく構築したデザインや設定が台無しになったのでは意味がありません。

ワードプレスではこのようなリスクを回避するために、ライター機能というものがあります。ライター専用のアカウントを発行して、このアカウントを与えられたライターが記事を書いても下書きの状態までしかアップロードできないようになっています。つまり、それ以上の作業はできないというわけです。

作成された記事をCMSにアップするのは地味で大変労力がかかるものです。外部ライターにアップするところまで依頼したいところですが、デザインや設定をいじられてしまうリスクがあると大きなストレスになります。ワードプレスには、これを解消してくれる機能があるのです。運営者が記事をアップする手間が省け、しかも外部ライターに任せても安心していられるというのは大きなメリットといえるでしょう。

4.無料で利用可能

ワードプレスが非常に高いシェアを占めている大きな理由は、無料で利用できることです。もしゼロからシステムを構築するとかなりの費用がかかってしまうのですが、ワードプレスなら無料で済みます。しかも、カスタマイズも簡単にできるため、ネット上のカスタマイズ解説サイトを見れば自分でできます。高額なカスタマイズ費用を払う必要はありません。

しかもワードプレスには数多くのデザインテンプレートやプラグインがあり充実しています。オープンソースなので、もちろんこれも無料で利用できるのです。テンプレートは有料のところもありますが、制作会社で作成してもらうのと比較すると格段に安い料金で利用できます。コスト面で非常に優れているのがワードプレスなのです。

ワードプレス以外のCMSについて

ここまでワードプレスの優れた点についてご紹介してきましたが、他の選択肢についてもご紹介します。

独自にCMSを構築する

まず制作会社に依頼して独自のCMSを作成するという方法があります。ワードプレスはカスタマイズ性に優れているのですが、カスタマイズにこだわり過ぎて運営の時間がなくなるという事例も見受けられます。これでは記事更新などの運営が疎かになってしまうリスクがあります。また、自分で高度なカスタマイズをしようとしてもできないということもあるでしょう。

これらの場合は、制作会社に発注して作成してもらうのがいいでしょう。カスタマイズにかけていた時間を運営のために使えますし、できなかった高度なカスタマイズも実現できます。ただし、どうしても導入コストはかかってしまいます。

なお、ワードプレスを導入する場合でも制作会社に初期の段階で構築してもらうという選択肢もあります。知識がゼロの状態であれば、初期の設定は業者に依頼してスタートすると、スムーズに運営していけます。

その他のオウンドメディアを構築するサービス

最近ではオウンドメディアの構築に対応したブログサービスも登場でしてきました。独自ドメインの取得も可能なサービスで、操作や管理もしやすくなっています。ワードプレスから乗り換えるところもあるようです。例えば、Ameba Ownd、はてなブログ、tumblr、Mediumといったサービスがあります。

まとめ

オウンドメディア制作に向いているCMSについてご紹介してきました。オウンドメディアを運営している企業の多くはワードプレスを利用しているのが現状です。それだけワードプレスには優れた機能があり、オウンドメディアを構築していくCMSとしては適しているということでもあります。ワードプレス以外にも選択肢がないわけではありません。どのCMSでオウンドメディアを作成していくかは、各企業の諸般の事情も関係してくることです。そのあたりも考慮しつつ慎重に決定されるといいでしょう。

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